研究者に英語は必要か?

殆どの大学や大学院の入試には英語の試験があります。
研究者にとって、英語は本当に必要なのでしょうか?
私は、答えはYesだと思います
 
まず、研究を始めるためには、既存の情報を知る必要がありますが、その多くは英語で書かれています。ですから、まず、英語を読んで理解する力が必要です。また、研究に使う試薬や機器も、マニュアルは英語版しかないことが多いのです。従って。英語を「読む」力は最低限必要です。
 
次に、自分の研究を表現するのも、殆どの場合は英語で行います。学会発表だけなら、国内学会では日本語でできることも多いですが、論文は基本的には英語で書きます。これができなければ学位は得られないし、その後も研究費や職を得ることができません。ですから、英語で「書く」力も必要です。
 
ということで、研究者を目指すなら、英語は必要なものだと覚悟しましょう。英語の勉強は一夜漬けが効きませんから、日々の努力が重要です。「読む」「書く」に関しては、自分ひとりで、自分のペースで、学ぶことができますから、上達するかしないかは自分次第です。

発表」や「会話」については、また別の機会に書きたいと思います。