縮んだカップヌードル容器

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写真は、縮んだカップヌードル容器。
10年ほど前に作ったものです。
 
深海探査の際に、探査艇に乗せておくと、発泡スチロール容器が水圧で縮みます。
(正確に言うと、入っている空気が縮むのですが)
深いところに行くほど、サイズも小さくなります。
水圧を実感するための教材として、深海研究者の間で当時流行していました。
 
今は、こういう実験(?)はできなくなりました。
なぜなら、容器が発泡スチロール製ではなく、紙製になったからです。
 
昨年からマイクロプラスチックの生物への作用の解明に取り組んでいます。
海に多数のプラスチックが漂う現実に直面すると、材質の変更はよかったと思います。
しかし、現在のカップも紙製とはいえコーティングはされています。
コーティングされた紙容器が海に捨てられたらどうなるのでしょう。
まだまだ検討課題は多いようです。