LIPI海洋学研究所でセミナー

翌日は朝からLIPI海洋学研究所に向かいます。
現地のメダカを使った環境調査に関する打ち合わせということだったので、簡単なプレゼンの準備をしてあります。
ところが、案内されたのは大きな会議室。立派な講演会のスタイルになっていて、色々な部門の人が来ている様子。
結局しっかり講演をする羽目になります。
 
前日や当日に急にセミナーを頼まれ、しかもどんどん大げさになるのは東南アジアによくあるパターン。
東南アジアの研究機関を訪問する研究者の方は、いつセミナーを頼まれても大丈夫な準備をしておくことをお勧めします。
 
講演は無事終了し、実験室で担当者の人といろいろ雑談します。
やっと本来の目的の打ち合わせができます。
ちゃんと魚を飼育して、バイオアッセイができるように実験室も整備されてきています。
なかなかいい感じです。
 
午後は、同じ場所で、海洋学研究所長と打ち合わせする予定でした。
ところが、ご本人は、当日ヨーロッパ出張から帰ってきたところで、空港からLIPI本部に直行しなければならなくなったため、急遽私たちの方がLIPI本部に面会に行くことになりました。
 
LIPI本部はジャカルタの南の方。公用車で送ってもらいます。
まず、アンチョールのインターチェンジから幹線道路に乗るのですが、インターチェンジの構造が変で、方向によっては、行きたい方向に直接行けないのです。
一旦行きたい方向とは違う向きの道路に入り、数百メートル(あるいは1キロ以上?)走ってからUターンし、再びインターに入って、やっと本来の目的の方向に向かうという手順。
何でこんな無駄な構造になっているのでしょう。
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 幹線道路はずっと渋滞が続きます。
幹線道路だけでなく、街中はどこも車があふれて渋滞しています。
順調なら30分ぐらいで行けそうな距離に2時間近くかかります。
 
渋滞に並ぶ車が消費するガソリンはきっと膨大です。
ここで無駄にしている量を考えたら、日本で少々化石燃料を節約しても、根本的解決になりません。
いつも言っていますが、環境問題やエネルギー問題に取り組むには、まず発展途上国ですね。