バイリンガルのシンポジウム

ニイニイゼミが鳴き始めました。
もう7月なのですね。

さて、先日、あるシンポジウムに参加しました。
今回は話す側ではなく、聞いて学ぶ立場です。
 
国際シンポジウムで、同時通訳が提供されていたところまでは普通でした。
普通ではなかったのは、日本語ペラペラの外国人講演者が何人もいて、参加者の多くが日本語・英語を両方使っていたこと。
話の途中で言語がころころ切り替わるので、同時通訳の方は大変だったことでしょう。
 
日本語を話す外国人が増えることはうれしいことです。
日本語を覚えてまで取り組むほどの価値のあるものが日本にあるということでしょう。
そういうコンテンツがひとつでも多くなるようにしたいものです。
 
それはさておき、日本語のスライドを写しながら英語で説明する外国人講演者もいました。
このパターンは、自分も何年か前の集中講義でやったことがあります。
その時は、日本語が全くわからない学生がいることに当日気付いて、急遽英語で話すことにしたのです。
 
しかし今回、日本語スライドを見ながら英語の講演を聞いてみると、これが結構つらい。
私の場合、目で日本語を読んでしまうと、英語が聞けなくなるのです。
 
英語のスライドで、日本語の講演というパターンはよくあって、あまり苦になりません。
きっと、日本語を聞くほうに努力が要らないからでしょう。
もっと英語が楽に聞けるようになれば、どちらでも大丈夫になるでしょうか。