優先搭乗でも行列する理由

よく使うジャカルタスカルノハッタ)空港国際線の搭乗口は、ビジネスクラスマイレージの上級ステータスメンバーなど優先搭乗できる乗客と、エコノミークラスの一般の乗客を別の区画で待たせるようになっています。
こういう場合、エコノミー側が混んでいて、優先搭乗側はすいているのが普通ですが、観光スポットが少ないジャカルタで、12月中旬の平日ともなると、乗客の殆どはビジネスマン。むしろ優先搭乗側が混んでいます。
搭乗時間が近くなると、優先搭乗の乗客が列を作って並んでいて、エコノミーの乗客が悠々と座って待っているという不思議な状況。
そもそも、どうして並んでまで急いで乗りたいのでしょうか。例えば、夜行便の場合は、睡眠時間を確保したいというのは一つの理由でしょう。でも、乗ってすぐに睡眠に入る人はそれほど多くないように思えます。
エコノミークラスに優先搭乗する人の場合、急いで乗るのは、手荷物収納スペースの確保のためのようです。機内持ち込み可能サイズぎりぎり、あるいは見るからにオーバーサイズの荷物を持っている人が多いので、早く乗らないと収納場所がなくなってしまうのです。
荷物を機内持ち込みサイズに抑えるためにスーツを身に着け、列を並んで仕事に励むビジネスマンたちにエールを送りたい気もする反面、大きな荷物を持ち込んで収納スペースをふさぐ迷惑な存在とも思うのです。
文句ばっかり。)