マタノ湖とトウティ湖

夜行バスに乗って訪ねたのは、マタノ湖とトウティ湖というスラウェシの二つの湖。
これらの湖、バイカル湖タンガニーカ湖と同様の古代湖で、それぞれメダカの固有種がいます。
ふたつの湖は20kmも離れていないのですが、それぞれの湖で種分化しているのです。

ソロアコの街の目の前にあるのがマタノ湖。
透明度も高く、大きな湖です。想像していた熱帯の湖の印象とはかなり違います。
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トウティ湖へは車で少々走ります。
こちらは、マタノ湖よりさらに大きく、もはや海にしか見えません。
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この湖で過去に採集されたマルモラタスメダカの末裔を分けて頂いて、実験に使ったことがあるのですが、やっと生息地を自分の目で見ることができました。
日本のメダカのいる場所とはずいぶんイメージが違いますが、こんな湖でメダカがどうやって暮らしているのか、地元の研究者にじっくり研究してもらいたいテーマです。