研究

水産学進歩賞

この度、水産学進歩賞を頂きました。指導してくださった先生方、上司や同僚、共同研究者の皆様、そして学生の皆さんのご指導、ご鞭撻、ご協力のおかげです。本当にありがとうございました。 さて、この表彰で、受賞講演をさせて頂いたり、学会誌に文章を書か…

修論でも次世代シーケンサー

今週はずっと担当している各研究科の修士論文発表会に出席しています。 修士の発表にも次世代シーケンサーを使った解析がちらほら見られるようになってきました。技術の普及は本当に速いです。 次世代シーケンサーによる解析では、大量の結果が得られるので…

なぜイガイは熱水噴出域で成功したか

今週は授業でイガイ類に関する話をしました。そして、研究室セミナーではシロウリガイとイガイの比較が話題になりました。そうしているうちに、どうして二枚貝の中でイガイ類(シンカイヒバリガイ類=このブログのプロフィール写真)が熱水噴出域でもっとも…

メタボローム解析試行中

「オーム」解析とは、網羅的解析により全体像を明らかにしようとする近年流行の研究手法です。遺伝子(ジーン)を網羅的に解読するゲノム(ジェノーム)解析、転写産物(トランスクリプト、mRNAのこと)の場合トランスクリプトーム解析、タンパク質(プロテ…

ハナウマ湾でシュノーケリング

ハナウマ湾でシュノーケリングする機会がありました。ハナウマ湾は、もとは火山の火口だったため、貿易風が吹く立地にもかかわらず、波の穏やかな美しい内湾になっています。この美しさゆえに、過去には過度な観光化によりサンゴが壊滅的な打撃を受けてしま…

貝のことば

「物言わぬ貝」の「貝」とは、たぶん二枚貝のことではないでしょうか。 何となくぴったり殻を閉じる感じがそれっぽいように思います。 巻貝は活発に動き回るし、イメージが違う気がします。 では、二枚貝は本当に物を言わないのでしょうか? もちろん人間の…