実は貝社員だった
今回は、いきなり写真です。
東南アジア各国では食用としてポピュラーな貝です。
共同研究者たちは、汚染分析の対象にもよく使っています。
彼らは「コックル(cockle)」と呼んでいて、
「日本にいるか?」とよく聞かれるのですが、
アカガイとは似てるけど違うし、日本では馴染みがない貝だと思い込んでいました。
たまたま文献を調べていて気が付いたのですが、
これ、「ハイガイ」だったのですね。
返事だけ「ハイー」と元気なダメ社員。
この写真では左上の貝です。
公式サイトには社員の学名まで書いてあるとは知りませんでした。
チャラいキャラのムール貝の学名も、
ちゃんとMytilus galloprovincialisと書いてあります。
彼女はヨーロッパイガイ(Mytilus edulis)ではなかったのですね。
ちなみに、学名は斜体(イタリック)で書かなければならないのですが、そこまで言うのは野暮というものでしょう。
いつか、シンカイヒバリガイなど登場してほしいものです。