実るほど頭を垂れる

偉い人ほど謙虚なものだ、偉くなるほど謙虚であれ、という意味を暗示するこの句。
よくできた句だなと思います。
 
稲も育つ途中は、まっすぐ立っているので、ただ謙虚なだけでなく、若いころはまっすぐ伸びることが大事という解釈をされている方もいて、これも大いに納得できます。
 
ただし、イネは収量が多くなるように品種改良されてきたはずで、本当は、重すぎる実を持たされて、頭が上がらなくなっているだけだったりして。
この解釈だと「頭が垂れる」のほうが適当でしょうか。
(ちなみに、話が生物学的になると、自然にカタカナでイネと書いてしまう)
 
ここで、稲穂の写真でも、と思うのですが、キャンパスの周りは畑と林ばかりで、田が見つからない。
今目立つのは、これ。

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いきなり伸びて、まっすぐ立って、目立つ花をつける。
これはこれで必要なことかもしれない。
 
ついでにいうと、ヒガンバナには毒まである。
それでも使い道があって今に至っているらしいのですね。
以外に深い