発信する前に出典確認

学術論文では、「これまでわかっている事実」を書くときには、必ず「出典」を記載します。
どの本や論文から得た情報かを示すことで、その事実や説の責任者を明らかにするのです。

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(これはただのです)
 
学術論文に限らず、Wikipediaを利用したことのある方なら、「要出典」という指摘を見たことがあるのではないでしょうか。
Wikipediaは匿名で執筆されていますから、出典がないと、書いてある事項の「確かさ」の根拠がないのです。
 
出典がわからない情報は、正しいという根拠も、どこまで信じてよいかを判断する手がかりもありません。
間違っているかも知れないし、悪意のある嘘である可能性もあります。
 
論文だけでなく、ツイッターSNSも同じです。
これらの書き込みの際も、「出典」(情報の出所)には注意を払う必要があると思います。
出典のわからない情報を「拡散」「リツィート」すると、デマの拡散に加担することになります。
ソーシャルメディアはものすごい威力を持つだけに、災害時にはとくに慎重に考えるべきだと思うのです。