Show the Flag

911日といえば、その時テレビ画面に映った、現実とは思えない場面を今でも思い出します。
そして、別の意味で強く記憶に残っているのが、その後起こった「Show the flag」騒動。
 
自分が海外とコミュニケーションするときには、とにかく意味がまっすぐ伝わるよう、言葉を選びます。
違う意味にとれるような言葉はなるべく避けるのです。
しかし、この発言はむしろ言葉の壁を利用したように思えるのです。
 
Show the flag」と言われたら、よほど英語に詳しくない限り、まず直訳します。
実際、多くのマスコミが直訳して、自衛隊の海外派遣を求める米国の恫喝と報道しました。
 
今となっては、真意は何だったのか、それどころか、本当に米国側の発言だったかすらわからなくなっているようです。
しかし、誰が発信源だったとしても、わざと誤解させる、あるいは言外に意味を含めるために、わざとこの言い方を選んだとしか思えないのです。
とても後味の悪い出来事です。
 
色々な国があの手この手で説得したり恫喝したりの外交の世界。
派遣のハードルを下げて、この先の内閣はすべて適切にさばけるのでしょうか。