看板に偽りあり

タイトルと結論が合っていない修士論文を時々見かけます。
博士論文は時間をかけて書くのでさすがに少ないですが、投稿論文には意外にあります。
タイトルを決めてから書き始め、書いているうちに結論が変わってしまったのに、タイトルを考え直すのを忘れてしまうのでしょう。
 
看板と中身が合っていないものは世の中に色々あります。
 
私たちが地理を勉強したころ、ドイツはふたつに分かれていました。
どっちが東ドイツでどっちが西ドイツかわかるでしょうか。
東側の盟主が「ソヴィエト連邦」だったこともあって、何となく名前が反対のような気がしてしまうのです。
 
ちなみに、民主主義を国名に冠する国が必ずしも民主主義の代表ではないし、そういう国に問題があっても、民主主義を責める人はいません。
 
次に何が言いたいかは、最近のニュースを見ている人なら想像していただけると思います。
 
看板と中身の違いを正しく見抜く力を身につけたいものです。