日本の古都でチップを考える

少し前の話ですが、神奈川県の歴史的な街に日帰りで出かけました。仕事以外でのお出かけは久しぶりです。
行楽シーズンの観光地なので、どこも大繁盛。昼食に入ったソバ屋の接客はひどく、「あ~、観光地っていやだな~。」
このがっかり感も久しぶりです。
 
こういう時、チップの習慣のある国なら、チップを払わないのだろうなと思います。
 
こんなことを書くからと言って、チップに慣れているわけではありません。
チップを考えるのは煩わしいので、無いほうが楽ですし、チップがなくてもきちっと仕事をしてもらえるのが一番です。
 
昔から文化としてチップがある国は、それが手当の位置づけだったり、サービス向上のモチベーションだったりするので、これは払うべきだと思います。
 
しかし、時々、チップの文化の無いはずの国で、たいしたサービスもしないのに、露骨に要求されることがあります。これは旅行者が必要のないチップを払うことでできた悪習でしょう。
 
旅行ガイドによく、「○○国は、以前は必要なかったが、最近はチップの習慣が広がりつつある」などと書いてあります*
こう書かれると、真面目な方は「払うほうが無難かな。」と思って払ってしまいそうです。騙されてはいけません。要らない国では要らないのです。
 
必要な時には払い、必要ないときには払わない。
よく地元の人を観察して判断したいものです。
他人の会計をのぞくわけにはいかないので、そう簡単ではないですけど
 
*「いらないと書いてあったのに、要求された。」などというクレームを恐れて上のような表記になっているのかも知れませんね。