フィギュアスケートに学ぶ

人の成長には、苦手なことを克服することと、得意なことを伸ばすことの両面がありますが、自分の仕事では後者がより大切だと私は思っています。似たような研究をしている人が世界中にいるなかで一歩先を行くには、得意なことを活かすのが一番だと思うからです。
スポーツ選手もちょっと似ていると思います。この週末、浅田真央選手の演技を見て、「さすが!」と思うことがありました。もちろんトリプルアクセルは「さすが!」なのですが、私が感心したのは3回転・3回転の2つ目のジャンプでループジャンプを跳んだことです。これまで3ルッツ・3トーループより3アクセル・2トーループの基礎点が低いことが問題でしたが、3フリップ・3ループは浅田選手のもうひとつの武器のループジャンプを活用した解決策なのではないでしょうか。アンダーローテーション判定の可能性はあるようですが、ぜひこれからも挑戦してほしいです。そして、この発想は見習いたいものです。