平和の祭典とはいうけれど

ソチオリンピックが終わりました。
リアルタイムで見る余裕はなかったけれど、再放送や録画でいくつかの競技は観戦できました。
 
競技として好きなのは、カーリング
初めて見た時ユーモラスに思えたこの競技、ルールがわかるとハマります。
作戦を考える楽しみがあるし、個々の選手の出番がすぐ終わってしまう多くの競技に比べ、じっくり見ていられます。
 
そしてそれ以上に、勝敗が客観的にわかるところがよいと思います。
フィギュアスケートはもちろんのこと、スキージャンプにすら飛型の採点があるので、結果に納得しにくいことも多いのですが、カーリングの結果は明確です。
この明確さのおかげで、何だか勝っても負けても、選手も観客も爽やかに結果を受け入れられる気がするのです。
もめごとが少なくて、平和の祭典にふさわしいのではないでしょうか。
 
フィギュアスケートも、すぐにスコアが報道されるので、客観性は改善された印象です。
でもまだ、「演技構成点」とか、各エレメントの「加点」などは、審判の主観によるところが大きく、論争の種になってしまうようです。
(ちなみに、浅田真央さんの3F+3Loは減点しないでほしかった。)
客観性と主観性については、科学の世界も似ているところがあるので、いつか別の機会に考察してみたいと思います。
 
論争という点では、スケートのショートトラックはもっと大変。接触、転倒が多く、巻き込まれて順位が変わります。誰の反則なのか、審判の判断に委ねられるのですが、あのスピードですから、判定はかなり難しそうですし、「倒す」「倒される」は観客もエキサイトしてしまうので、騒ぎが大きくなります。
 
スポーツは楽しく見たいし、仕事で国際交流に関与していることもあって、国際紛争の種になるような出来事はなるべく起こらないでほしいと思うのです。